日本切手ノート (50)      16.06.01

★ 「七夕」には一寸早いのですが。

 5月29日・30日の「ジャパンスタンプオークション」は大盛況の内に終了したそうです。

 番外編ですが、『織姫と牽牛』の話です。

 

 画像左上の切手は、「第36回ジャパンスタンプオークション」のロット986に出品された切手で
す。洋紙改色桜茶1銭「カ」ですが、取り敢えず不統一印で抹消されています。

 
画像右上の切手は、タカハシスタンプの「カラー即売2月号」に掲載され、即売された品物
です。この切手は発売と共に直ぐ売れました。購入して頂いた方は有名なF氏です。

 ジャパンスタンプオークション誌が届いた数日後に、F氏から「今度大阪へ行くかい?行く
なら、代行入札を引き受けてくれないか?」と電話が有りました。日頃から付き合い
の深い方なので、「良いですよ。」と返事をしました。

 暫くして、神戸の熱心な手彫蒐集家Y氏より、「カラー即売2月号の22-12は、まだ有
りますか?」と電話が掛かってきました。調べましたら、既に売却済みでした。話を
聞きますと、もし在庫していたら購入の上、今回の「ジャパンスタンプオークション」のロット986
を入札したいとの事でした。理由を聞いて驚きました。双方がくっつくかも知れない。
流石、新進の蒐集家ですね。見る所、見ていらっしゃいます。

 落札した切手をF氏にお届けすると、、「手に入れて来てくれて有難う。実はあの切
手はカラー即売2月号の22-12と再接出来るんだよ。ほら、見てご覧。○高橋検の
印だから君の所のシンボルマークに使うかい?もし他に珍品が見付かったら交換し
てあげるよ。」と、お言葉を頂戴しました。
 折角ですから、無事に再接されたペアを、下に画像でご覧いれましょう。


 因みに、この様に巡り逢った切手は、ここ10年間に4組が知られています。手彫ノ
ートT
(12)・(16)・(56)・手彫ノートU・(156)に掲載してあります。この本は、手彫に関
する一寸した話を書き集めた小冊子で、気軽に読める手彫の本です。
 僅少ですが残部が有りますので是非、ご注文下さい。売価はTが二千円・Uが
三千円です。(税・送料込)

 手彫切手の収集は面白いですね。景気も上向きになって来たようですし、若い方
達にももっとこの方面の収集を進めて頂きたいものです。長い目で見ると、手彫収
集にはまたとない時期に来ている様なのですが。

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